フランス、ブルゴーニュ地方のチーズ、「エポワース」。
チーズの分類でいうと、ウォッシュタイプ。
マール酒を加えた塩水で何度も洗う。熟成の度合いで表面のオレンジ色が濃くなっていく。
マールの香りとウォッシュタイプならではの味の強さがあって、しり込みする人もいるが
「エポワース」は味に品がある。おいしいです。
美食家ブリヤ・サヴァランが「チーズの王者」と賞賛し、ナポレオンが好んで食べたという。
二度の世界大戦で製造が途絶えたのを、1950年代にエポワース村のベルトー氏が
復活させたのだそうだ。
こんなおいしいチーズが途絶えなくてよかったなぁ。 (和泉)