中国四川省産の「生ザーサイ」が入荷した。
1個300g~400g位で瘤のようにゴツゴツしている。
ザーサイはからし菜の変種だそうで、茎の根元が肥大化している。
このままスライスして炒め物にしたり、浅漬けにもするらしい。
一般的に「ザーサイ」と呼んでいる物は、天日に干して塩漬けし、塩出しした後、
さらに塩、山椒、唐辛子、酒などの調味料と共に甕(カメ)に押し込んで本漬けしたもの。
丁寧に漬けられた「ザーサイ」はおいしいし、薬味としても重宝なので我が家では常備品。
(和泉)
スペルト小麦の粉。
スペルト小麦は現在の小麦の原種にあたる小麦で、古代小麦とも呼ばれる。
普通小麦に比べ非常に良い風味を持っていたにもかかわらず、収穫率の低さや
製粉歩留まりが悪い為に、ヨーロッパの特定地域でしか栽培されなくなっていたらしい。
それが、近年また見直されて来ているそうだ。
原種である為、無農薬、低農薬で栽培することができることと、
小麦アレルギーを発症しにくいなど、健康食品としての側面も注目されている。
小麦の違いを楽しむようなパンの食べ方ができたらいいなぁ。 (和泉)
北海道産の地粉「パピリカ」。 うっすらクリーム色の強力粉。
この粉で焼いたパンを「ガヤルド」のシェフ明石さんが下さった。
「パピリカ」にライ麦粉をブレンドして焼いたのだそう。
そのままちぎって食べると、もちっとして、甘みが広がる。
焼いてバターを塗れば、サクッとしてこれもおいしい。ライ麦の酸味もほのかに。
明石さんは前にブログで紹介したが、宮城産小麦「ゆきちから」のパンも作っている。
「ガヤルド」のランチやディナーで供していて、好評らしい。
粉の性質をもっと知りたいと試作を重ねて出来たパン、おいしさに太鼓判。 (和泉)
宮城や岩手で栽培されている小麦「ゆきちから」の粉。地元で栽培し、製粉されたいわゆる「地粉」である。
宮城野区にあるイタリアンレストラン「ガヤルド」のシェフ明石さんがこの「ゆきちから」を使ってパンを試作している。
地粉は輸入小麦に比べるとグルテン質が低めなのでパンを作るのは簡単ではないらしい。粉をお届けした翌日の午後、試作のパンを頂いた。
フォカッチャ風のパン。オリーブオイルと塩がきいている。膨らまなくて大変だと聞いていたのでパンが届いた時に、え~ッ、もうできたの!と驚いた。強力粉にゆきちからを10%混ぜたという。「だんだん配合率を上げていきますよ」と明石さん。
そして数日後。
今度は2種類のパンが届いた。写真上はゆきちから80%、下は50%とのこと。事務所の皆で、こっちがおいしい、いやこちらが好きなどと言いながら試食。うれしいことだ。
1回目の試作パンを頂いた時、「違う地粉も探してみましょうか?」と言うと、「いや、もう少しゆきちからの性質を見たいので」とおっしゃった。明石さんの姿勢と熱意に感服。 (和泉)
これはバケットなどを焼くのに適している「ドヌール」という名の粉。
風味がよくサクッとしたパンが焼けるそうだ。
平成15年に鳥越製粉が開発、発売した商品。
最近、パンを焼く為の粉の問い合わせを頂くことが多い。
お客様からの問い合わせはこちらも大変勉強になり、面白い。