内モンゴルは海抜が高く、気候が寒冷で、昼夜の温度差が激しく、雨が少ないなど、厳しい環境の中にあります。草香麺とは、昔からその内モンゴルの陰山南北で栽培された“裸オート麦”を主な原材料として作られた乾麺で、内モンゴルでは昔から日常的に食されていました。
水またはお湯で戻すだけという簡単な調理法で、非常食としても注目を集めています。また、栄養価が高いと知られている玄米と比較してみても草香麺の栄養価は高く、なおかつ食物繊維が豊富で腹持ちが良くダイエット食としても重宝されています。
今回は、この草香麺を使って料理を作って頂きました。お邪魔したのは仙台駅前にある「洒楽仙台駅前店」です。お話をお伺いしたのは料理長の「三溝豊彦」さんです。
先ずは、この草香麺を実際に手にした時の感想からお伺いいたしました。「初めて手にしたときその香りに驚かされたよ。本当に草の臭いがするからね。でもぬるま湯で戻してみるとそれは消えていた。口にすると、コシもあってこれは絶対日本人の口にもすんなり合うと思ったね。」
「洒楽仙台駅前店」では、すでにこの草香麺を使ってお料理を出されています。それについて尋ねると、「いざ料理を作る時になって最初に考えたのは、日本とモンゴルの食文化の違いだね。素材はモンゴル産でも、最終的には日本の環境に合わせた味付けにしなければならないと思うから。後、気をつけたのが戻し方だね。単に戻すといっても、水やお湯の使い分けや、戻す時間で歯ごたえがまるっきり違ってくるから。」「料理人のアイディア次第ではとても使いやすく、美味しい食材だよ。」と語ってくれました。
「洒楽仙台駅前店」では常時『草香麺サラダ』と『草香麺チャンプルー』の2品を提供されています。是非ご賞味下さい。また、秋口からは草香麺を使った暖かい料理もお目見えするそうで、こちらも楽しみです。
仙台市青葉区中央1-8-38 AKビル5階
夕方4時より深夜1時まで(金・土・祝前日は深夜2時まで)
年中無休
TEL/022-225-0660(予約センター)