巷では、とても美味しいと評判のアンチョビが有るとのこと。今回は、そのアンチョビをご紹介します。
イタリア料理ではポピュラーなアンチョビ(英語 anchovy)とは、もともとニシン目カタクチイワシ科の小魚の総称であり、日本では特にそれを塩漬けにしてから熟成して発酵させ、オリーブオイルに漬けた、塩蔵品にしたものをさすことが多い。
今回のアンチョビの商品開発をプロデュースしたのが、仙台中心部一番町で「ローマ・ナポリ料理 デル・カピターノ」の店主「庄子達弘」さん。当初県の依頼により、宮城県石巻港沖で獲れた新鮮なカタクチイワシの利用法を模索していたところ、作業を石巻の「社会福祉法人 祥人会」で、使用する塩は石巻産でと、3年の試行錯誤の結果商品にまで漕ぎ着けたそうです。出来上がったアンチョビは、香りが豊かで濃厚で、塩気も穏やかな、本場とは一味も二味も違った驚くほど日本人の味覚にあったものとなりました。現在は、流通も限られているため中々目にする機会はありませんが、探し出すだけの価値を持った逸品です。
今回「ローマ・ナポリ料理 デル・カピターノ」のご協力で、このアンチョビを使った料理を写真でご紹介致します。
ベストな加熱のフルーツトマトの酸味と甘みが口に広がると、アンチョビの芳醇な旨味が追いかけてきます。パスタの歯ごたえ、イタリアンパセリのアクセントと、どれを取っても極上な味わいになっています。
トレビスの苦味、味と香りが豊かなパルミジャーノ、焼いたパンの香ばしさ、それらを決して邪魔せず最大に良さをアンチョビが引き出した、ワインがすすむこと間違いなしの一皿です。
これらの料理は、ランチメニューでたまにお目見えすることもあるそうです。是非とも一度口にしてみては如何でしょうか。
料理の問い合わせ
「ローマ・ナポリ料理 デル・カピターノ」
TEL/FAX 022-711-8726