特別タワシが好きというわけではないが、私が台所で使っているタワシの勢揃い。
実はもう1本、テフロンフライパン洗い用の、木の長い柄にやわらかい毛がついたものが
あるけれど、それは使い込みすぎて撮影に耐えないので不参加。
これらのタワシは皆それぞれの役割があり、出番が違う。
新入りは真ん中のコロンとした白いブラシ。
ベジタブルブラシとして売られている。
人参、大根、牛蒡など皮にもうまみがある根菜は皮ごと食べたい。
食べたいけれども、土をきれいに落とすのは結構大変。
水が冷たいこの季節、途中でめげて結局皮をむいてしまうことが多かった。
でも、このブラシを使い始めたらいとも簡単に土が取れる。
ブラシの先にゴム加工がしてあることがポイントらしい。
これで、私の根菜洗いの悩みは解決。
ホント、いい道具はありがたい。 (和泉)
なんとも色鮮やか。
右上は「珊瑚カリフラワー」「ロマネスク」と呼ばれるカリフラワー。
右下は「パープルカリフラワー」。
左は「ふだん草」。イタリアでは「ビエトラ」と呼ぶ。
「ふだん草」、漢字では「不断草」と書き、葉を摘んでも摘んでも次々と出てくるところ
から、その名がついたらしい。
一般的には軸は白いのが多いが、ビーツの仲間だと聞いて、
鮮やかな赤や黄色の軸も納得がいく。
この写真は福島の生産者を訪ねた時に撮ったもの。
入荷は少し先になるらしいが、待ち遠しい。 (和泉)
山形産の「うるい」。
「うるい」は今や売れっ子の山菜である。
和食、洋食、中華などジャンルを問わず御注文をいただく。
「うるい」を見ると思い出す光景がある。
数年前、奮発して高級な和食店でお昼を食べた時のこと。
低いカウンター越しに板前さんの手元が見える店で、お客は2組だけ。
おまかせで料理を出してもらって、あらかた食べ終えた頃、
カウンターの中では、夜の仕込みが始まっているようだった。
左端では若い板前さんが、酢味噌か何かだろうか大きなすり鉢であたっては、
兄貴分の板さんに味を見てもらっている。
右奥のガス台には使い込まれた大鍋がのせられ、年配の板さんが仕事をしている。
皆静かに仕事をしていて、とても感じがいい。
そのうち、盆ざると袋に入った「うるい」を持った板前さんが現れた。
「うるい」を全部袋から出し、1本ずつはがしながら、長さごとに仕分けしている。
仕分けが終ると、根元をクルクルっと糸で縛り、盆ざるに載せて奥に消えた。
な~るほどねぇ、こうしておけば湯がく時に均一に火が通るし、次の仕事がしやすい。
さすが、プロは違うなぁ、と感心した。
おいしい昼食と、それを供する人たちの丁寧な仕事ぶりに満足して気持ちよく店を出た。
(和泉)
「晩白柚」バンペイユと読む。
直径20センチ以上もある世界一大きな柑橘フルーツだ。
ザボンの仲間。熊本県産。
厚い皮をむいて、実を食べた後、皮は砂糖煮にして楽しめる。
ちょっと味見・・・といっても、この大きさだとなかなか気軽に手が出ない。 (和泉)
今年の冬は寒いのか暖かいのか?
いずれにしても、本当に寒いのはこれから。
ですが、山菜のご注文が多くなりました。
山形や県内から入荷する、「たらの芽」「こごみ」「ふきのとう」。
これらはもちろん栽培物なので、「春を感じる」というよりは「春を感じたい」山菜というべきか 。
は~るよこい♪は~やく来い♪♪と思わず口ずさむほど
春は待ち遠しい季節なの・・・だ。