9月に入って、松茸の御注文が一気に増えた。秋の人気食材である。
この、「柳まつたけ」は松茸の名はついているが、松茸ではない。
柳類の木に発生して松茸に似た香りを発するところから、「柳まつたけ」の名がついたらしい。
今は栽培もされている。
味にクセがなくシャキシャキした食感で、「しゃっきりたけ」とも呼ばれる。
用途の広い茸だ。もちろん価格は松茸と違って庶民的。 (和泉)
カウンター越しに、はいっ、と手渡された。国分町稲荷小路の「こまつや」さんでの事。
秋田産の「食用ほおずき」だ。
外皮を開くと黄色い実が見える。観賞用のほおずきとは全然違う。
ほまれフーズでも扱っているので見たことはあるけれど、食べるのは初めて。
思った以上に水分があって驚く。
甘くておいしい。
「種を噛み砕いて食べると体にいいそうよ」と言われて慌てて口中の種を探すが、
判らないほど小さいのでほとんど喉を通った後だ。2、3粒ほどプチプチと噛んでみる。
「食用ほおずき」ってこんなにおいしいのか・・・。
ヨーロッパでは盛んに栽培されていて人気らしい。
そういえば8月5日のブログに載せた、イタリア産のバルサミコソースのラベルの写真にも
ほおずきがチョコレートケーキと一緒に写っていたっけ。
「こまつや」さんではパウンドケーキに焼きこんだり、チョコレートコーティングしたりして供している。
羽子板の羽根そっくりのチョコレートは形も愛らしいが、パリッとチョコレートの皮を破って出会う
ほおずきの甘いみずみずしい汁が意外性があって楽しい。 (和泉)
伏見と万願寺、どちらも京都の地名がついた甘唐辛子。
小さい方が伏見で大きい方が万願寺。
万願寺唐辛子は伏見唐辛子とジャンボピーマンを掛け合わせたものらしい。
食べ比べるとその3者の関係を納得する。
最近は宮城の弥勒寺唐辛子など京都産以外の万願寺唐辛子も入荷が増えてきている。
伏見も万願寺も青(緑)と赤の2種類があって、青の方が一般的かな。
それにしても深みのあるいい赤だ。 (和泉)
業務用の調理器具が好きだ。買えなくても見ているだけで楽しい。
カッコいいなぁと憧れる。
クイジナートのフードプロセッサーもそのひとつだった。
家庭で使うには大きすぎると諦めて、家電メーカーの物をずっと使っていた。
しかし、最近クイジナートに小さいのがあると知った。
迷った挙句(いつものこと)、手に入れました。
やはりクイジナート、パワフルで切れ味シャープ。気持ちがいい。
容量は少ないけれど、何回かに分けてやればいいだけで。
「小は大をかねる」と、大満足。 (和泉)
フランス産の乾燥ジロル。
ジロルはアンズ茸とも呼ばれる。アンズのような甘い香りがするからだそうだ。
プラスチック製の大きなボトルに入っている。
チープなパッケージなのに、なんだかカッコいい。
乾燥した茸の深い茶色のグラデーションのせいかな。
中身はチープではありません。高級食材。 (和泉)