秋はきのこの季節である。
とは言っても、松茸など一部天然きのこを除けば、ほとんどが栽培物で、通年安定して入荷する。
その中でもエノキ茸はジミである。
秋だからと注文が増えるわけでもなく、日々淡々と (・・・か?) 売れていく。
エノキ茸には2種類ある。普通の白いエノキとブラウンエノキ。
ブラウンエノキは普通のエノキと野生種を交配させたもので、新しいきのこだ。
白エノキの3倍のアミノ酸を含んでいるらしい。
今年の出荷数を見ると、日常の通年きのことして定着してきたようだ。
両方混ぜてお浸しなどもいいかもしれないな。 (和泉)
調理用トング。
すっごく便利。
蒸しあがった野菜を取り出す時や焼肉をひっくり返す時などの使いやすさとスピード。
でも、超便利に使いながらも、
「いいのか、これで・・・、菜箸を使わないのか・・・」と内なる声がささやく。
便利をよしとしない気持ちがあるのか、菜箸に対する敬意と愛情(?)なのか。
なんだかよく判らないが、とにかくトングを使うと楽だし、早いし、確実だし。
もう手放せません。 (和泉)
洋梨は秋を感じさせる果物だ。
9月初旬から入荷してくる。
出始めはオーロラという品種。続いてバートレットやマルゲリット・マリラが入ってくる。
写真はマルゲリット・マリラ。大ぶりで400~500gの重さがある。
でも、洋梨はなんといってもラフランス。
10月中旬の入荷が待ち遠しい。 (和泉)
プリーツレタス(左)と、ロロロッサレタス(右)。
結球しないレタス、リーフレタスの仲間だ。南仙台の生産者のもの。
プリーツレタスはパリッとした感じ。葉先のギザギザも鋭角的。
それに対してロロロッサは柔らかい葉でサニーレタスに似ている。
どちらもサラダで。
こちらはおなじみの・・・・
サニーレタス(左)と、グリーンカール(右)。
この他にも、ローメンレタスやピンクロッサ、シルクレタスなど、近年どんどん多様になっている。
確かに、グリーンサラダといっても、今や数種類のレタス類を混ぜて使うのは当たり前になってきた。
ベビーリーフミックスなど便利な商品もあるし。
野菜の世界もどんどん新顔が進出している。 (和泉)
丸森チーズ工房の岩崎さんはたった一人で工房を運営している。
作るのも、販売するのも、時には配達まで。
驚いて聞き返したら、「酪農してないからできるんですよ」とおっしゃる。
それにしても、一人は大変だろうなぁ。
丸森近辺の酪農家から届けられる牛乳で何種類かのチーズをつくっている。
これはゴーダチーズ。その中でも17ヶ月熟成させた物。
穏やかな中にもしっかりしたコクがある。
そのまま食べてももちろんおいしいが、スライスしたパンド゙カンパーニュにのせて 軽く焼いたら、
濃厚な風味になってよりおいしかった。
グレイダーでおろして粉チーズにしてもいいし。
家庭に常備するのに最適だ。
岩崎さんが丁寧に愛情をかけて作ったチーズを少しづつ大切にいただくのは とても気持ちがいい。
(和泉)
フランスのエシレ社の発酵バター。
50gのポーションのを久しぶりに手に入れ楽しんでいたら、お客様からドーンと注文をいただいた。
1kgのを1ケース。
金紙に包まれたバターがずらりと並んで壮観。バターが不足している昨今、見事ではないか。
1900年のパリ万博で1等賞をとって以来、100年以上も高い評価を受け続けている。
今でもわずか30余名の小規模な工場で伝統的な製法で作っているのだそうだ。
包装も昔ながらに手でなされているようで、キッチリ四角ではない。
金紙に包んで箱入れし、見える面にシールをペタッと貼っておしまい。
これでいいのだ。
我が家のエシレバターも残り少なくなってきた。
なくなる前に白身魚のムニエルで食べなくちゃ。
ほ~んとにおいしいんだから!! (和泉)
待っていた荷物が築地から届いた。
発泡スチロールの蓋開けると、これはシダの葉か?
そして・・・中には・・・
長野産の松茸。上物だ。
大きからず、小さからずで、いい感じの大きさ。
このまま天ぷらで・・・、いただいてみたいものだ。
本日入荷の国産松茸達は無事行き先が決まって、午後にはお店に届けられる。
週末、お客様に口福をもたらすに違いない。 (和泉)
ずらっと並んだトマトピューレ。仙台の農業試験センターの職員の方の手作りだ。
トマトの品種でこんなにも色が違う。味も違う。
左端の濃いエンジ色のが、新顔、「にたきこま」というトマトで作った物。
ふっくらどんぐりのような形で独楽のようだ。
生食用ではなく調理用として改良されたので「にたきこま」の名がついたのか。
甘みよりも酸味と旨みがあり、水分が少なく、煮た時にほどよいトロミがある。
「にたきこま」でトマトソースを作ってみたい。
簡単でおいしいトマトソースの作り方。
ヘタをとって切ったトマトをフードプロセッサーでピューレ状にして、ざるで漉す。
その後火にかけて煮詰め、塩で味を調えるだけ。
シンプルでやさしい味のソースになる。
後は、オリーブオイル、ニンニク、バジルでいかようにでも。 (和泉)
友人が送ってくれた、塩味のクッキー。
「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」という、とても一度じゃ覚えられない名前の菓子店の物。
アーモンドや松の実が入っていてサクサクとおいしい。 チーズの風味もする。
原材料欄の最後にチキンブイヨンとあり、なるほどねぇ、と感心する。
おいしいクッキーは、日常のささやかな幸せだ。 (和泉)
たこ糸。チャーシューを作る時に肉を縛ったりするアレである。
太さがいろいろあって、号数が大きいほど太くなる。
「たこ糸って、昔、タコ(蛸)の足でも縛ったのかしらねぇ?」と私。
「えっ~?タコじゃないですかぁ?ほら、空に上げる凧・・・」
そりゃそうだ。言われてみれば、そうに決まっている。
食べ物しか想像できない、私って・・・・。
この「みやこひも」と書かれたラベル、なんか明るくていいなぁ。 (和泉)
9月に入って、松茸の御注文が一気に増えた。秋の人気食材である。
この、「柳まつたけ」は松茸の名はついているが、松茸ではない。
柳類の木に発生して松茸に似た香りを発するところから、「柳まつたけ」の名がついたらしい。
今は栽培もされている。
味にクセがなくシャキシャキした食感で、「しゃっきりたけ」とも呼ばれる。
用途の広い茸だ。もちろん価格は松茸と違って庶民的。 (和泉)
カウンター越しに、はいっ、と手渡された。国分町稲荷小路の「こまつや」さんでの事。
秋田産の「食用ほおずき」だ。
外皮を開くと黄色い実が見える。観賞用のほおずきとは全然違う。
ほまれフーズでも扱っているので見たことはあるけれど、食べるのは初めて。
思った以上に水分があって驚く。
甘くておいしい。
「種を噛み砕いて食べると体にいいそうよ」と言われて慌てて口中の種を探すが、
判らないほど小さいのでほとんど喉を通った後だ。2、3粒ほどプチプチと噛んでみる。
「食用ほおずき」ってこんなにおいしいのか・・・。
ヨーロッパでは盛んに栽培されていて人気らしい。
そういえば8月5日のブログに載せた、イタリア産のバルサミコソースのラベルの写真にも
ほおずきがチョコレートケーキと一緒に写っていたっけ。
「こまつや」さんではパウンドケーキに焼きこんだり、チョコレートコーティングしたりして供している。
羽子板の羽根そっくりのチョコレートは形も愛らしいが、パリッとチョコレートの皮を破って出会う
ほおずきの甘いみずみずしい汁が意外性があって楽しい。 (和泉)
伏見と万願寺、どちらも京都の地名がついた甘唐辛子。
小さい方が伏見で大きい方が万願寺。
万願寺唐辛子は伏見唐辛子とジャンボピーマンを掛け合わせたものらしい。
食べ比べるとその3者の関係を納得する。
最近は宮城の弥勒寺唐辛子など京都産以外の万願寺唐辛子も入荷が増えてきている。
伏見も万願寺も青(緑)と赤の2種類があって、青の方が一般的かな。
それにしても深みのあるいい赤だ。 (和泉)
業務用の調理器具が好きだ。買えなくても見ているだけで楽しい。
カッコいいなぁと憧れる。
クイジナートのフードプロセッサーもそのひとつだった。
家庭で使うには大きすぎると諦めて、家電メーカーの物をずっと使っていた。
しかし、最近クイジナートに小さいのがあると知った。
迷った挙句(いつものこと)、手に入れました。
やはりクイジナート、パワフルで切れ味シャープ。気持ちがいい。
容量は少ないけれど、何回かに分けてやればいいだけで。
「小は大をかねる」と、大満足。 (和泉)
フランス産の乾燥ジロル。
ジロルはアンズ茸とも呼ばれる。アンズのような甘い香りがするからだそうだ。
プラスチック製の大きなボトルに入っている。
チープなパッケージなのに、なんだかカッコいい。
乾燥した茸の深い茶色のグラデーションのせいかな。
中身はチープではありません。高級食材。 (和泉)
亘理産の茄子、2種類。大きくて縞模様のと長くて真っ白の。
ホワイトエッグという茄子の変形?らしいが、詳細未確認。
とりあえず並べて記念撮影。 (和泉)