イギリス、イングランドの東部にある町マルドンの塩。
写真上の細かい塩はイタリア、シチリア島の塩。それに比べるとマルドンの塩はずいぶん大きい。
驚いたのは、その結晶の形状。 中が空洞のピラミッド型なのだ。
もちろん、ピラミッド型を保っているわけではなく、その破片。
そ のこわれ方により形や大きさはまちまち。
面は薄い層になっていて、サクサクとした感じ。
なめてみると、実にマイルド。甘くておいしい。
塩が甘いというのは変かもしれないが、おいしい塩は甘いのだ。
今まで食べた中でこのマルドンの塩が一番おいしいかも。 ( 和泉)
おみやげに頂いた、「日本一辛い黄金一味」。京都産。
辛いものは好きだ。七味は常備品。浅草やげん堀か京都七味家の物。最近は京都の黒七味が多いかな。
さて、この黄金一味、その名の通りやわらかな黄金色。赤い一味より辛そうに見えない。
日本一って?ホントに~?と、指先につけてなめてみたら・・・・・・・、ヒエ~~~~ッ!!強烈だぁ。
原料の黄金唐辛子は赤唐辛子の10倍の辛さで、正真正銘の日本一なそうな。
頭から一気に汗が出て、くしゃみも。まさに刺激物。
どういう風に使おうかな?とりあえず今夜のスープにちょっと入れてみよう。 (和泉)
「赤酒は、お酒でしょうか、それともみりんでしょうか?」と問われた。「使い方としてはみりんだけれど、う~ん、どっちでしょう。」なんてあいまいな答え。酒税法により、年に一度お酒の販売実績を税務署に届ける必要があるのだそうだ。
「東肥赤酒」は酒税法上の分類は「雑酒」でした。
赤酒は酒類ではまれな微アルカリ性という性質を持つ為に、肉や魚のたんぱく質を固めず、ふっくらと仕上げることができ、また糖分、アミノ酸などの成分のバランスがいいので、テリよく仕上がり、しかも冷めても料理のツヤが落ちない。煮魚、蒲焼、煮しめには最適の調味料というわけだ。
地元熊本では地酒として儀式や正月のお屠蘇酒にも使われているそうだ。飲んでもおいしいということなのだろう。そういえば上等なみりんも飲んだらおいしかったよなぁ。 (和泉)
常温倉庫内でのスナップ。
後方の「千鳥酢」は京都にある老舗、村山醸酢の米酢。おいしい酢として有名だ。料理本や雑誌の特選調味料特集などでもよく目にする。
片や、「金紋酢」は一般にはあまり知られていない。新しいお店からの引合で入荷した。製造元は岐阜の内堀醸造。こちらも創業明治8年の老舗で上質な酢を作っている。
「金紋酢」は酒かすと米を使って作られる。酢の分類としては穀物酢になる。お値段も高くない。
「おだやかな香りと酸味で、しかもコクがあり、この酢をずっと使い続けているお店や料理人も多いのです。」とは内堀醸造の方の話。確かに注文いただいたお店の料理長も、以前いた関東のお店で使っていたので、とおっしゃっていた。
味を受け継いでゆくということに、調味料は大きな役割をもつ。 (和泉)