バケット、ロールパン、レーズンパン、プチフランスパン、白いハイジのパンなどいろいろなパンが事務所の机の上に置かれている。
あるお客様用に取り寄せたサンプル。
あれっ、大事なクロワッサンがないんじゃない?などと言いつつ、お客様のところに運ばれて行った。
残念ながら私たちの試食は叶いませんでした。是非またの機会に。 (和泉)
イタリア南端のシチリア島の養蜂家、ジョゼッペ・コニーリオの天然蜂蜜。シチリア中を蜂と共に移動して果実の受粉を助け、蜂蜜を採取するのだそうだ。
これはオレンジの蜂蜜。我が家の定番としてあきることなく食べ続けている。
ジョゼッペ・コニーリオの蜂蜜には他に、ビワ、レモン、みかん、タイム、クローバーなどがある。
特にビワの蜂蜜はやさしい甘さで、ひときわ美味しいのだが、ここ数年入荷していない。
ビワは花の時期が冬で、その時期他には何も花が咲いていない為、ビワの純度の高い蜂蜜が採取できるのだが、シチリアといえども冬は蜂にとっては過酷で、気温が低いと一切活動できないこともあるのだそうだ。
そうか、そういう訳だったのか。
今年もダメに違いないと思いつつも輸入元に問い合わせてみたら、「わずかですが入荷がありそうです!」との返事。楽しみだ。 (和泉)
これは「CAS」という技術で凍結されたイタリア産のフンギポルチーニ。
CASはCells Alive System(細胞が生きている)という意味から名づけられた全く新しい凍結技術で、CASで凍結すれば、凍結前の水分子がそのままに保たれ、解凍できる。素材の鮮度、味、風味がそのまま戻るのだそうだ。
従来の急速冷凍のように、解凍時にドリップ現象が起きて組織は壊れ、うま味成分も水気と一緒に流れてしまい、食感も変わってしまうということがない。
このイタリアの茸、ポルチーニで言えば、イタリアで収穫されすぐにCAS凍結しているので、香りも食感も失うことなく、解凍後グリルメニューとして使えるのだ。
空輸フレッシュポルチーニの入荷日とお客様の使用日がかみ合わず、なんとかポルチーニをお届けしたいと探していたら出会った最新技術。勉強になりました。 (和泉)
南イタリアのカラブリア州は唐辛子の名産地だそうだ。
その地方で作られている独特のソフトサラミがこの「ンドゥイヤ」。先月のモンテ物産が主催したイタリア料理講習会で初めて食した。ンで始まる発音しにくい名前とともにその激辛なおいしさが記憶に残った。
サラミといっても、腸詰の皮を破ると中は豚肉のパテ状で、唐辛子のあらみじん切りが種ごとたっぷり入っている。口に入れると熟成した肉の旨みとキ~ンとした辛味が広がる。そのままカナッペにするだけでなく、旨み調味料として、トマトソースや野菜料理に加えたりもするらしい。
その「ンドゥイヤ」をメニューに載せているお店がある。
アエル近くに先月オープンした「駅前イタリアンバール ベヴィトーレ」。
友人を誘って行ってみた。お目当てはもちろん「ンドゥイヤ」。生ハム、サラミ、生ベーコンなどの盛り合わせとして供されていた。赤のグラスワインと一緒にいただいた。やっぱり・・・ うまい!!
私に話だけ聞かされていた友人も、「うわぁ、こんなの初めて、おいしい~」と喜こび、「ンドゥィヤ」単品でおかわり。帰り際、挨拶がてら店長の門間さんとお話したら、「ベヴィトーレ」ではスパゲッティペペロンチーノにも「ンドゥイヤ」を使っているらしい。贅沢な使い方だ。
「駅前イタリアンバール ベヴィトーレ」は街角という言葉がピッタリのたたずまいと、いい雰囲気を持つお店だ。気がつくと席は全部うまっていて、皆それぞれ小皿料理をつまみ、ワインやビールを片手に週末の時間を楽しんでいるようだった。毎日お届けしている食材がお役に立っているようで、うれしかった。 (和泉)