私は、扱いのない商品の問合せをいただくと、俄然張り切ってしまうという習性(?)があるようだ。
そういう場合は、ありそうな仕入先に片っ端から問合せをして探すのだが、
その時にインターネットは本当に役立つ。
特に、聞いたことのない商品の場合は、ネットでおおまかな情報を得てから問い合わせると
話が早い。
これもそうやって探した商品。
「ハイビスカスパウダー」 エジプト産。 製菓材料として使われることが多いらしい。
そしてもうひとつ。
「ライムパウダー」 タイ産。
どちらも初耳、初見の商品だった。
そうして入荷した商品が、お客様のところでどんなふうに使われてお皿にのるのかを
想像するのも楽しい。 (和泉)
「銀ケース」というか「アルミカップ」。
お弁当などに入っているアルミホイルでできてるアレです。.
最近家族がお弁当をもっていくので、買わなくちゃと思いながらもいつもスーパーで買い忘れる。
「ほまれフーズでも売っているけど、500枚だしなぁ~、しまっておくのにカサばるよなぁ~。」
と思いながら倉庫へ。
あれ~!現物見て びっくり。 だって、高さがたった3cmほど。
スーパーで売ってる20枚位のものよりずっとコンパクト。
業務用だから値段はもちろん安い。 即、購入。
500枚あれば当分間に合います。
この銀ケースを使いきるまで、私のお弁当作りが続くだろうか?
そっちが心配になってきた。 (和泉)
秋は栗。 栗は楽しみ。
昨日も大量のゆで栗をスプーンですくって食べました。おいしかった~。
写真はフランス産のむき栗、「真空マロン」 500g。
色つやの良いむき栗が真空パックになっている。
加熱してあるので、そのまま食べられる。
洋食のお店から御注文をいただく。
メインディッシュに、デザートに使いやすそうだ。 (和泉)
イタリアのからすみ「ボッタルガ」。
サルディニア島で何代にもわたり「ボッタルガ」作りをしているマンカ兄弟のもの。
世界中でトップクラスの品質であると評価されている。
「そのアロマは、アーモンドと麝香(じゃこう)の香りがし 他のボッタルガにはないやわらかさを持つ」
と紹介されている。
見た感じも艶やかで実においしそう。
ふんだんに削って、贅沢にスパゲッティで味わってみたいものだ。 (和泉)
これはイタリアパルマ産の生ハム。骨付きで8キロくらいある。
生ハムの原木(ゲンボク)という。
数える時は木(ボク)という単位を使う。
生ハムを1木(ボク)手に入れるというのに憧れた時期があった。
でも、毎日の食生活を考えると、そりゃ、食べきれないでしょと諦めたけど。
こちらは、スペイン産。ハモン・イベリコ・べジョータ。
イベリコ豚の後ろ足で作られた最高級の生ハムである。骨なしで3キロ位。
脂の付き方が違う。片面は脂で覆われている。
おいしそうだなぁ。
どちらも市内のお客様からのご注文。
2種類の生ハムを同時にお使いになるらしい。どんなふうに供されるのだろうか。
スペイン映画を見た時に、普通の家庭の台所の壁に無造作に
骨付き生ハムがぶら下がっていたのを、食いしんぼうの私は見逃さなかった。
そうか、すこしづつ薄く削り取って食べるのだな・・・。
生ハム1木(ボク)の夢はまだ捨ててはいない。 (和泉)
100%フォアグラにトリフが3%入ったフランスのルージェ社の商品。
工場がフランスからハンガリーに移った為に検査証の問題で入荷が遅れていた。
需要期のクリスマスに間に合うかと気をもんだが、無事入荷。よかった。
もうすでに加熱してあるので缶から出してスライスしてすぐ使える。
オードブルに最適。 (和泉)
フランス産の乾燥ジロル。
ジロルはアンズ茸とも呼ばれる。アンズのような甘い香りがするからだそうだ。
プラスチック製の大きなボトルに入っている。
チープなパッケージなのに、なんだかカッコいい。
乾燥した茸の深い茶色のグラデーションのせいかな。
中身はチープではありません。高級食材。 (和泉)
イタリア北部、ヴェネト地方のサラミソーセージ。1本が600グラム位のもの。
紙に簡単に包まれて入荷し、包みを開けると麻糸で結ばれた腸詰に直接ラベルが巻いてあるだけ。ほぼ裸状態。
安全重視の為の過剰ともいえる包装に慣らされていると、こんなに簡単で大丈夫なの?と思ってしまう。
しかし考えてみれば、腸詰そのものが保存の方法で、冷蔵庫などない時代からそうやっているのだから、これでいいのだ!!と納得した。
このサラミ・ヴェネト、塩の加減がちょうどよく、豚肉の風味も生きていて、大変おいしいサラミだ。
塩と黒胡椒だけで作られたこのタイプと、ニンニクを使った「サラミ・ヴェネト・コン・アーリオ」と2種類ある。
作られている農場(工場かもしれないけど・・・)の冷暗所に沢山ぶら下がっている風景を想像しながら、少しずつスライスして何日もかけて楽しみました。 (和泉)
キャビアである。ロシア産である。 高いのである。
どのぐらい高いかというと、この50gのキャビア1缶の値段は、例えば玉ねぎなら100キロ分の金額と同じだ。 だから、キャビアの注文はうれしいのだ。そりゃ、50グラム運ぶのと、100キロを運ぶのでは誰だって・・・ねぇ。
キャビアにはチョウザメと同じ名前がつけられている。粒の大きい順にベルーガ、オシェトラ、セブリューガ。値段もその順番に高い。写真のキャビアはオシェトラ。
ブリニと呼ばれる小さいそば粉のパンケーキを焼いて、サワークリーム(クレーム・ドゥーブル)をぬり、キャビアをのせてパクリ。この食べ方がシンプルでおいしくて、好き だ。またぬって、のせて、パクリ。何枚でもいけます。いけます・・・って言ったって、いけませんけど。高すぎて。
そういえば、以前は1.8キロのキャビア缶なんていうのもあったなぁ。こんなに高くなってしまった今で もあるのだろうか。 (和泉)
初めて見た。羊の小腸。
塩漬になっていて、綿テープのように棒に巻きつけてある。腸は無色で薄い。黄色く見えるのは棒の黄色が透けているから。
仙台近郊の工場で作られている羊腸の塩漬だ。ソーセージを作るお客様から問い合わせがあり、取り寄せた。これで作ればまさに腸詰。小腸は細くて薄いので柔らかく、かじるとパリッと音のするソーセージができるそうだ。
それにしても・・・、羊。
ラムといい、マトンといい、とてもおいしい。羊のチーズ、これまた美味。お腹に入れるものだけでなく羊毛だって、私たちの日常生活になくてはならない。
あんな可愛い顔をして、エライぞ!!羊。 (和泉)
バケット、ロールパン、レーズンパン、プチフランスパン、白いハイジのパンなどいろいろなパンが事務所の机の上に置かれている。
あるお客様用に取り寄せたサンプル。
あれっ、大事なクロワッサンがないんじゃない?などと言いつつ、お客様のところに運ばれて行った。
残念ながら私たちの試食は叶いませんでした。是非またの機会に。 (和泉)
イタリア南端のシチリア島の養蜂家、ジョゼッペ・コニーリオの天然蜂蜜。シチリア中を蜂と共に移動して果実の受粉を助け、蜂蜜を採取するのだそうだ。
これはオレンジの蜂蜜。我が家の定番としてあきることなく食べ続けている。
ジョゼッペ・コニーリオの蜂蜜には他に、ビワ、レモン、みかん、タイム、クローバーなどがある。
特にビワの蜂蜜はやさしい甘さで、ひときわ美味しいのだが、ここ数年入荷していない。
ビワは花の時期が冬で、その時期他には何も花が咲いていない為、ビワの純度の高い蜂蜜が採取できるのだが、シチリアといえども冬は蜂にとっては過酷で、気温が低いと一切活動できないこともあるのだそうだ。
そうか、そういう訳だったのか。
今年もダメに違いないと思いつつも輸入元に問い合わせてみたら、「わずかですが入荷がありそうです!」との返事。楽しみだ。 (和泉)
これは「CAS」という技術で凍結されたイタリア産のフンギポルチーニ。
CASはCells Alive System(細胞が生きている)という意味から名づけられた全く新しい凍結技術で、CASで凍結すれば、凍結前の水分子がそのままに保たれ、解凍できる。素材の鮮度、味、風味がそのまま戻るのだそうだ。
従来の急速冷凍のように、解凍時にドリップ現象が起きて組織は壊れ、うま味成分も水気と一緒に流れてしまい、食感も変わってしまうということがない。
このイタリアの茸、ポルチーニで言えば、イタリアで収穫されすぐにCAS凍結しているので、香りも食感も失うことなく、解凍後グリルメニューとして使えるのだ。
空輸フレッシュポルチーニの入荷日とお客様の使用日がかみ合わず、なんとかポルチーニをお届けしたいと探していたら出会った最新技術。勉強になりました。 (和泉)
南イタリアのカラブリア州は唐辛子の名産地だそうだ。
その地方で作られている独特のソフトサラミがこの「ンドゥイヤ」。先月のモンテ物産が主催したイタリア料理講習会で初めて食した。ンで始まる発音しにくい名前とともにその激辛なおいしさが記憶に残った。
サラミといっても、腸詰の皮を破ると中は豚肉のパテ状で、唐辛子のあらみじん切りが種ごとたっぷり入っている。口に入れると熟成した肉の旨みとキ~ンとした辛味が広がる。そのままカナッペにするだけでなく、旨み調味料として、トマトソースや野菜料理に加えたりもするらしい。
その「ンドゥイヤ」をメニューに載せているお店がある。
アエル近くに先月オープンした「駅前イタリアンバール ベヴィトーレ」。
友人を誘って行ってみた。お目当てはもちろん「ンドゥイヤ」。生ハム、サラミ、生ベーコンなどの盛り合わせとして供されていた。赤のグラスワインと一緒にいただいた。やっぱり・・・ うまい!!
私に話だけ聞かされていた友人も、「うわぁ、こんなの初めて、おいしい~」と喜こび、「ンドゥィヤ」単品でおかわり。帰り際、挨拶がてら店長の門間さんとお話したら、「ベヴィトーレ」ではスパゲッティペペロンチーノにも「ンドゥイヤ」を使っているらしい。贅沢な使い方だ。
「駅前イタリアンバール ベヴィトーレ」は街角という言葉がピッタリのたたずまいと、いい雰囲気を持つお店だ。気がつくと席は全部うまっていて、皆それぞれ小皿料理をつまみ、ワインやビールを片手に週末の時間を楽しんでいるようだった。毎日お届けしている食材がお役に立っているようで、うれしかった。 (和泉)