丹波の黒豆といえば、おせちには欠かせない最高級の黒大豆だが、本日入荷したのは黒大豆の枝豆。
「本黒」とよばれる10月頃収穫される物とは違う、「早生」の品種だ。豆の大きさはそれほど大きくはなく、色も黒くない。築地から入荷。
枝豆は他に仙台茶豆も入荷している。
これから晩秋まで、枝豆の季節は結構長いのだ。 (和泉)
フーディングプロデューサーの武藤政寿さんから、6月7日のブログで紹介したオリーブオイル「ウ・トラッピトゥ」の感想メールが寄せられた。武藤さんは当ホームページ作成でもお世話になっている方。以下はそのメールから。
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真っ先に感じるのは、香りが非常に強い。未完熟の青い実の香りがする。それも葉と枝が付いたまま、数個一緒のところに顔を埋めた感じを抱く。通常のオリーブオイルは、鼻を包み込むように香りが立つが、このオリーブオイルの香りは直線的に鼻腔に届く。
口に入れた瞬間、優しく、まろやかで、上品な極上のオリーブオイルの液体を感じるが、次の瞬間には淡雪を口に含んだ時の様に跡形もなく消えてゆく。しかし、すべて消え去ったかというとそうではなく、舌や上あごの内側に「青(緑)色」を連想させる味わいが、薄いオブラートのように張り付いて何時までも持続する。時間が経つに連れ、枝をかじった時のような、渋みや辛味を伴った味へと変化する。
一般的なイタリアのそれとは別格な、繊細さがとても特徴的なこのオリーブオイルは、やはり熱を加えないで生で使うのが良いであろう。旬の野菜を炭火で素焼きにしたものなどが合いそうである。他には、薄造りにした白身魚にも相性が良いかもしれない。いずれにしても、素材や調理の仕方を吟味しないと、このオリーブオイルの良さは発揮出来ないと感じた。
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とても丁寧に味わって、表現してくださった。こんな風に食材と向かい合ったら、また面白みが増すなぁと感じ入った。
ところで、「ウ・トラッピトゥ」。好評のうちに販売し、追加発注したら、輸入元の稲垣商店でも500mlは完売、残るは小瓶のみとの事。やはり都内のレストランなどで入荷を待っていたお客様がいたのだろう。シェフたちはそれぞれの厨房で、このオイルをどんな風に味わい、感じ、そして料理に生かしてしるのだろうか。
・・・想像がふくらむ。 (和泉)