スペイン産のオリーブオイルに国産の本わさびをブレンドしたオイル。
マグロのカルパッチョなどには最適だ。
豆腐をこのオイルと塩で食べてもおいしそうだ。
カネクというわさびのメーカーの物なので、わさびの味は保障付き。
ベーシックなフレンチドレッシングを作っておいて、素材によってハーブ山葵を加えてアレンジするというのがよさそうだ。 (和泉)
イタリア北部、ヴェネト地方のサラミソーセージ。1本が600グラム位のもの。
紙に簡単に包まれて入荷し、包みを開けると麻糸で結ばれた腸詰に直接ラベルが巻いてあるだけ。ほぼ裸状態。
安全重視の為の過剰ともいえる包装に慣らされていると、こんなに簡単で大丈夫なの?と思ってしまう。
しかし考えてみれば、腸詰そのものが保存の方法で、冷蔵庫などない時代からそうやっているのだから、これでいいのだ!!と納得した。
このサラミ・ヴェネト、塩の加減がちょうどよく、豚肉の風味も生きていて、大変おいしいサラミだ。
塩と黒胡椒だけで作られたこのタイプと、ニンニクを使った「サラミ・ヴェネト・コン・アーリオ」と2種類ある。
作られている農場(工場かもしれないけど・・・)の冷暗所に沢山ぶら下がっている風景を想像しながら、少しずつスライスして何日もかけて楽しみました。 (和泉)
イタリア産のレモンオイル。エクストラバージンオリーブオイル99%とレモン抽出液1%で作られている。
どんな風に使うのかしらと気になっていたら、今の季節にピッタリのレシピを見つけた。
「桃と生ハムのカッペリーニ」。
桃も生ハムもバジルペーストも奇跡のように我が家にあるではないか!
これはもう作るしかないでしょ!!
ということでレモンオイルとカッペリーニを買って帰った。カッペリーニは「天使の髪」とも呼ばれる極細のパスタ。
ゆでたカッペリーニを冷しながら、バジルペーストを加えたフレンチドレッシングであえて、桃と生ハムをのせる。最後にレモンオイルをタラ~リと回しかけて風味づけ。
レモンオイル、冷製パスタによく合います。白身魚のカルパッチョにも良さそう。たとえば、スープの最後に数滴落としたらレモン風味のさっぱり味になるかしら?
いろいろ楽しみがふくらむ。 (和泉)
あいにくの雨の休日。
おとといから砂糖をまぶしておいた蔵王の夏いちごと牛乳をミキサーにかけてスムージー。
いちごミルク、やっぱりおいしいなぁ。 (和泉)
フランス製の「グレープシードオイル」。
ぶどうの種から抽出した油で作られる。色は黄緑色で、味にくせがない。あっさりしている。
冷蔵してもオリーブオイルのように固まらないので、長時間保存したいマリネなどには最適だ。
血行を良くし、老化を防ぐ効果があるビタミンEを多く含む。また酸化しないオレイン酸含有量もオリーブオイルの2倍というから、ヘルシーなオイルといえるだろう。
揚げ物に使うと、酸化しにくいから長く使えていいよ、と聞いたのでやってみた。菜種油や胡麻油で揚げたときのような旨みには欠けるが、あっさり仕上がる。
さて、どのくらい使い回しが出来るのか、只今実験中。 (和泉)
ステンレスの棒の先にはベルのような形のカップ、頭には白木で作られた真ん丸い玉がついている。その間にはステンレスのボールがあって、上下に動く。いったい何に使うのかしら?はじめて見た時すぐにはわからなかった。
これはエッグカッター。こんな風に使う。
ゆで卵にかぶせて、ステンレスのボールを上の白木の玉のところまで移動し、ストンと落とす。ボールがカップに当たった衝撃で卵の殻に切れ目が入り...
ほら、この通り。きれいに上部を切り取れる。
後はスプーンの背に塩をつけ、チョンチョンと卵につけて、すくって食べる。
熱々の出来たて半熟卵は格別においしい。ゆで卵好きには便利な道具。 (和泉)
生食用に改良されたかぼちゃの「コリンキー」。
鮮やかな黄色。
果肉はシャクシャクとした軽い硬さで、生でサラダに、漬物に、炒め物にもいい。かぼちゃの味はしないけれども匂いはかぼちゃ。
はりはり漬や甘酢漬にいいらしい。
夏らしいちょっと珍しいメニュー作りに一役かってくれそうだ。 (和泉)
趙さんのきゅうりの水キムチ。詳しくは厳選良品のページで。
きゅうりに切れ目を入れ、千切りにした大根がはさみ込まれている。
切るとこうなる。薄味の手の込んだ浅漬けという感じで、和食の献立にも合う。
そしてもう一品。
白菜松前漬け。甘辛くてお酒やご飯がすすむ。
(和泉)
昨日のブログを読んだ「趙さんの味」の李さんが、「チャンジャのチャーハンもおいしいですよ」と教えてくれた。家の冷蔵庫にまだチャンジャもあるし、善は急げ?早速作ってみた。
これは、うまいっ!!ビックリです。
チャンジャの旨みがそのままご飯に移り、ときどき鱈の内臓がコリコリっと。しかも上品な味。
チャンジャとご飯を炒めるだけ。他に何もいれずとも十分おいしくできる。
きちんと作られた物はこうして展開できるのだなと、食べながら納得した。
もひとつおまけに、ご飯の友のご紹介。「エゴマの葉のキムチ」
一枚広げるとこんな感じ。これでご飯を包んで・・・
こうやっていただく。
えごまは見た目はシソの葉と似ているけれど、香りはぜんぜんちがう。どう表現していいかわからないが、独特のクセがある。このクセがいいのだ。
細切りにして、薬味として使うのもいい。まぐろの中落ちで韓国風ねぎとろ。白身の刺身もいいだろうし。
そうそう、野菜スティックを巻いてもおいしいと言っていた。拍子木に切った牛肉を炙って巻いて食べたらおいしそう・・・。
暑くなっても私の食欲は落ちないなぁ。 (和泉)
厳選良品で紹介されている「趙さんの味」のチャンジャ。
これが、温かいごはんに合うのですよ。
ごはんにのっけて食べ終えたら、最後に猪口にごはんを入れてきれいにふきとるようにして食べる。
それほど好き。 (和泉)
キャビアである。ロシア産である。 高いのである。
どのぐらい高いかというと、この50gのキャビア1缶の値段は、例えば玉ねぎなら100キロ分の金額と同じだ。 だから、キャビアの注文はうれしいのだ。そりゃ、50グラム運ぶのと、100キロを運ぶのでは誰だって・・・ねぇ。
キャビアにはチョウザメと同じ名前がつけられている。粒の大きい順にベルーガ、オシェトラ、セブリューガ。値段もその順番に高い。写真のキャビアはオシェトラ。
ブリニと呼ばれる小さいそば粉のパンケーキを焼いて、サワークリーム(クレーム・ドゥーブル)をぬり、キャビアをのせてパクリ。この食べ方がシンプルでおいしくて、好き だ。またぬって、のせて、パクリ。何枚でもいけます。いけます・・・って言ったって、いけませんけど。高すぎて。
そういえば、以前は1.8キロのキャビア缶なんていうのもあったなぁ。こんなに高くなってしまった今で もあるのだろうか。 (和泉)
蔵王高原夏いちごでジャムを作った。
レシピは雑誌に載っていた「オーボン・ヴュータン」のパティシエ河田さんの。とても簡単。
苺に半分の重量のグラニュー糖をふりかけ、24時間おく。苺からたっぷり水分がでてしっとりするので、あとはアクを丁寧にとりながら煮詰めるだけ。コツは鍋のそばを離れないこと、というありがたいレシピなのだ。
今回は砂糖の量を少なめにしてみたが、上出来だ。夏いちご、酸味も甘みもひ けをとりません。 自家製ジャムはおいしくてあっという間に食べてしまう。写真の瓶の残量がそれを物語る。
休日の朝食を夏苺ジャムで楽しんだ後、部屋の掃除中にまた新しいジャムのレシピを見つけた。 以前古本屋で買ってそのままになっていた「アリス・B・トクラスの料理読本」を手に取りパッと開いたら、なんと偶然、苺ジャムのページ。彼女のレシピはこうだ。
苺と同量の砂糖をやさしくかき混ぜ、まぶし、24時間おく。(ここまでは似てる)
余分な砂糖と、染み出た汁を捨てる。
中火にかけ、やわらかくなるまで静かに煮る。
火を止め、アクをすくい苺だけを瓶に入れる。
鍋に残ったシロップを再び火にかけ、どろっとなるまで静かに煮る。
瓶にシロップも入れる。
仕上がりの違う苺ジャムが出来そうな気がする。次はこれで作ってみよう。
オレンジ果汁と苺で作る冷たい苺のスープのレシピも見つけたし。
今年の夏は蔵王苺で楽しもう。 (和泉)
蔵王から、とりたてのフレッシュなセルフィーユが届いた。
セルフィーユはセリ科のハーブ。英語読みではチャービル。
葉の形はイタリアンパセリに似ているが、より繊細な感じがする。
味も甘みがあってやさしい。
そのままちぎってサラダにトッピングしたり、オムレツに入れたりする。
レースのような葉が美しい。 (和泉)
これは「たらふくどうふ」という名のおぼろ豆腐。なんと800gもある。
ドーンと大鉢に出して皆ですくって食べてもいいだろうし、1人前づつにすれば何人前も取れてお得。
もちろん、山形産大豆使用。
お次はミニカップ豆腐。直径6センチ、厚み2センチのミニサイズ。
上のビニールをはがし、さかさまにしてポンとお皿にあける。
きめの細かい豆腐ムースのような舌触り。この少量がありがたい。
そして最後は夏にぴったりのかんてん豆腐。
甘めのかつおだしのタレがついている。
そのタレで食べるとおうどん風。私はポン酢とわさびで食べてみた。さっぱりしておいしい。
もちろん生姜でも。
冷た~くしてどうぞ。 (和泉)
毎年のことだが、梅雨の頃から国産いちごの入荷量が減り、7月ともなれば、あるのは海を渡ってきたアメリカ産いちごだけという状況になる。
ところが!!今年は良いニュース。
宮城蔵王で育てている夏いちごを分けてもらえることになったのだ。
本日初入荷。
この蔵王高原の夏いちご、詳しくは近日中に当ホームページ「宮城の食材」にて特集いたします。
ご期待下さい。 (和泉)
グリーンゼブラトマト。
この緑のまま完熟する。さっぱりとした酸味と淡い甘みがあり、思ったより(失礼!)おいしい。
甘い赤いトマトと組み合わせてサラダもいいかもしれない。
皮の縞模様を生かして何か考えたら面白そうだ。
産地は京都。ということは京野菜のひとつといえるのか?
和食の献立に登場させても美しいだろうな。 (和泉)
初めて見た。羊の小腸。
塩漬になっていて、綿テープのように棒に巻きつけてある。腸は無色で薄い。黄色く見えるのは棒の黄色が透けているから。
仙台近郊の工場で作られている羊腸の塩漬だ。ソーセージを作るお客様から問い合わせがあり、取り寄せた。これで作ればまさに腸詰。小腸は細くて薄いので柔らかく、かじるとパリッと音のするソーセージができるそうだ。
それにしても・・・、羊。
ラムといい、マトンといい、とてもおいしい。羊のチーズ、これまた美味。お腹に入れるものだけでなく羊毛だって、私たちの日常生活になくてはならない。
あんな可愛い顔をして、エライぞ!!羊。 (和泉)
宮城や岩手で栽培されている小麦「ゆきちから」の粉。地元で栽培し、製粉されたいわゆる「地粉」である。
宮城野区にあるイタリアンレストラン「ガヤルド」のシェフ明石さんがこの「ゆきちから」を使ってパンを試作している。
地粉は輸入小麦に比べるとグルテン質が低めなのでパンを作るのは簡単ではないらしい。粉をお届けした翌日の午後、試作のパンを頂いた。
フォカッチャ風のパン。オリーブオイルと塩がきいている。膨らまなくて大変だと聞いていたのでパンが届いた時に、え~ッ、もうできたの!と驚いた。強力粉にゆきちからを10%混ぜたという。「だんだん配合率を上げていきますよ」と明石さん。
そして数日後。
今度は2種類のパンが届いた。写真上はゆきちから80%、下は50%とのこと。事務所の皆で、こっちがおいしい、いやこちらが好きなどと言いながら試食。うれしいことだ。
1回目の試作パンを頂いた時、「違う地粉も探してみましょうか?」と言うと、「いや、もう少しゆきちからの性質を見たいので」とおっしゃった。明石さんの姿勢と熱意に感服。 (和泉)
デパ地下や駅ビル地下に行くと立ち寄る惣菜売り場がある。
野菜をふんだんに使ったサラダなどが並ぶ。野菜の選び方、肉や魚貝との組合わせ方、野菜のカットの仕方、ドレッシングの工夫など、興味深い。京野菜など和の物も積極的にメニューに取り込んでいる。野菜の使い方の参考になる。
30品目サラダとか15品目サラダとか、家庭じゃとてもそんなに食材揃えられませんっ!、というメニューもある。
さあて、食材と見た目は判ったけどお味はどうでしょう。これは買ってみないと判りません。
というわけで買ってみる。控えめな味付けでなかなかよろしい。一口目がおいしくてだんだん飽きてくるという、出来合いものにありがちな物とは違う。研究しているな、と思う。
本日は小茄子の一品を試してみた。小茄子を丸ごと素揚げし、にんにく風味の胡麻油と醤油のドレッシングでマリネ、浅月を散らしてある。うん、おいしい。
これも勉強、仕事のうち・・・、大義名分の下、こうして私は家事の手抜きをしている、のだ。(和泉)
大河原町は桜の名所である。「一目千本桜」として全国的に有名で、桜の時期にはすごい賑わいとなる。
それに比べると知名度は低いが、大河原町は梅の里でもあるのだ。その歴史は平安時代にさかのぼる。歌人、藤原実方(さねかた)が歌に詠んだことから、「梅が枝荘」と呼ばれ、代々植え継がれた梅が金ケ瀬地区に多くある。
その梅とグラニュー糖だけで作ったのが「梅しずく」。添加物なしの梅ジュースだ。
お湯や水で4~5倍に割って飲めば簡単に自然の梅エキスが味わえるし、もちろん焼酎割りやソーダ割りにも。ヨーグルトに入れてもおいしい。
またゼラチンや寒天で冷やし固めてデザートにもいい。梅シャーベットやアイスクリーム、手作り豆腐の素を使って梅豆腐というのはどうだろうか。
夏バテ予防に、梅の力を借りよう。 (和泉)
丹波の黒豆といえば、おせちには欠かせない最高級の黒大豆だが、本日入荷したのは黒大豆の枝豆。
「本黒」とよばれる10月頃収穫される物とは違う、「早生」の品種だ。豆の大きさはそれほど大きくはなく、色も黒くない。築地から入荷。
枝豆は他に仙台茶豆も入荷している。
これから晩秋まで、枝豆の季節は結構長いのだ。 (和泉)
フーディングプロデューサーの武藤政寿さんから、6月7日のブログで紹介したオリーブオイル「ウ・トラッピトゥ」の感想メールが寄せられた。武藤さんは当ホームページ作成でもお世話になっている方。以下はそのメールから。
☆☆☆☆☆☆☆
真っ先に感じるのは、香りが非常に強い。未完熟の青い実の香りがする。それも葉と枝が付いたまま、数個一緒のところに顔を埋めた感じを抱く。通常のオリーブオイルは、鼻を包み込むように香りが立つが、このオリーブオイルの香りは直線的に鼻腔に届く。
口に入れた瞬間、優しく、まろやかで、上品な極上のオリーブオイルの液体を感じるが、次の瞬間には淡雪を口に含んだ時の様に跡形もなく消えてゆく。しかし、すべて消え去ったかというとそうではなく、舌や上あごの内側に「青(緑)色」を連想させる味わいが、薄いオブラートのように張り付いて何時までも持続する。時間が経つに連れ、枝をかじった時のような、渋みや辛味を伴った味へと変化する。
一般的なイタリアのそれとは別格な、繊細さがとても特徴的なこのオリーブオイルは、やはり熱を加えないで生で使うのが良いであろう。旬の野菜を炭火で素焼きにしたものなどが合いそうである。他には、薄造りにした白身魚にも相性が良いかもしれない。いずれにしても、素材や調理の仕方を吟味しないと、このオリーブオイルの良さは発揮出来ないと感じた。
☆☆☆☆☆☆☆
とても丁寧に味わって、表現してくださった。こんな風に食材と向かい合ったら、また面白みが増すなぁと感じ入った。
ところで、「ウ・トラッピトゥ」。好評のうちに販売し、追加発注したら、輸入元の稲垣商店でも500mlは完売、残るは小瓶のみとの事。やはり都内のレストランなどで入荷を待っていたお客様がいたのだろう。シェフたちはそれぞれの厨房で、このオイルをどんな風に味わい、感じ、そして料理に生かしてしるのだろうか。
・・・想像がふくらむ。 (和泉)